新・彗星さ~ん☆ は~い!

SHINHWAが大好きです。愛あるつっこみをモットーにSHINHWAについて語るほぼ自己満足ブログです。

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novices (2) ふたりの行く先

Posted by JUNE on   4 comments   0 trackback

こんにちは。
15周年DVD、もいっかいじっくり見たいと思いつつも、
こっちのほうもあれこれ気になって(笑)

お待たせいたしました!!(>待ってくださっている方のみ)←大きく出たわりに(´ε`;)
高校生りくしょんの続きです。




入学式の日以来、ピルギョはジョンヒョクの顔を見ると
あのときのことを思い出さずにはいられない。
下半身から発する熱で全身がアツくなる感覚が甦ってきて
どうにも気まずく、なるべくジョンヒョクを避けようと努めた。
実際のところ、ピルギョは顔を見ていなくても、ふとした瞬間に
そのことを思い出してはどきまぎしていた。

元来が人見知りで、数少ない外部生であるピルギョは
決して性格が悪いとか、そういうわけではないのだけれど
クラスで何かをする際にも一人で残りそうになることが多かった。
普段は、ジョンヒョクがピルギョに近づいていくと
ピルギョのほうがジョンヒョクを避けるのだが
特別授業で教室を移動する際や、体育の授業でチームを組むときなど
さりげなく、ジョンヒョクはピルギョの手をひいて
自分のチームに誘った。
「お前と一緒なんて、ひとりのほうがましだよ。」
と心の中では毒づきながらも、実際にひとりというのは
移動のときは迷ってしまうし、
体育のときには、先生とチームを組まされるというのも
さすがに屈辱的で、ピルギョは結局ひとりでいるとき以外は
ジョンヒョクと一緒に過ごす時間がいちばん多かった。
そして、ジョンヒョクは一緒にいると楽しい相手だということも
認めざるをえなかった。

入学してから一ヶ月が過ぎ、「遠足」に行くことになった。
いちおう学校行事としての「遠足」ということになっているけれど
行き先は、クラスごとに決める。
その話し合いをするホームルームの場では、
高校生にもなってマジかよ、という声が教室のあちこちから上がったけれど、
行ったら行ったで楽しいのは間違いない。
それに、クラスメート同士が親睦を深めるという意味もあるのだから、
あまりクラスになじんでいないピルギョにとっては
友達を作るいいきっかけになるはずだ。
1年2組、つまりピルギョとジョンヒョクのクラスは
山にハイキングに出かけることになり、そこにあるバーベキュー場で
バーベキューをすることになった。
そして、ジョンヒョクとピルギョは、料理の担当になった。


*   *   *   *   *   *   *

遠足当日、ふだんは制服で登校している生徒たちは、
汚れてもいいようにという名目で、私服を着て駅に集合していた。
お互い、気合を入れすぎるのも恥ずかしいけれど、
ださい格好をするのはもっと恥ずかしい、ということで
事前に探りを入れあってはいた。
制服ではなんとなくほぼ同じように見える生徒たちでも、
着ているもので、まったく違って見えた。
簡単に分類するなら、普段よりもいけてる生徒とそうでない生徒。

ジョンヒョクは、もともと着るものには無頓着だ。
高校生になった今でさえ、母親が買ってきた下着を着ることにも
まったく抵抗がない。
そもそも、ジョンヒョクの母親もセンスや品が備わった「奥様」だし、
さらにはジョンヒョクには2人の姉がいて、
姉たちは、見栄えのいい弟の服装にあれこれと口を出してきた。
ジョンヒョクは、姉や母に言われたままの格好をしているだけだが、
それがとてもさりげなくてかっこいい。
これ見よがしにブランドの名前が入っているわけでもないし、
ほんとうにセンスがいい、っていうのはこういうことだという
お手本みたいな存在だ。
この日も、白いTシャツの上に着た薄いブルーのシャツを腕まくりし、
青いハーフパンツを履き、足元はブラウンのモカシンだ。
制服を着るよりも、少し大人びて見える。

一方のピルギョも、さほど意識しているわけでもないけれど、
スタイルが良いので何を着てもそれなりにかっこよく見えてしまうようだ。
この日は、白いTシャツにデニムのスリムなパンツ、そして
スニーカーに黒いキャップといういでたちだ。

集合場所で所在なさげにポツンと立っている後ろ姿は、
ジョンヒョクにはすぐにピルギョだと分かった。

「ピルギョ!」
後ろから声をかけると、ピルギョが振り向く。
ジョンヒョクはひっくり返りそうになった。
……やたらといかついサングラスのせいだ。

「おい、お前そのサングラスなんなんだよ?
 高校生がするサングラスじゃないぞ。
 せっかくのかわいい瞳が見えないだろう?」

ジョンヒョクは、半分冗談めかして、そのサングラスを取り上げた。
そして、それを自分のシャツの胸元にかけた。

「没収です!」
まじめくさってそう言うと、
「お前はよくて、俺がダメなのはなんでなんだ?」
とピルギョがつっかかってきたけれど、ジョンヒョクがそれを取って、
クラスメートに投げてよこすと、それ以上かかわりたくなかったのか、
「後で返せよ。」
とピルギョはジョンヒョクに背を向けた。
ジョンヒョクは、ピルギョのサングラスを友達に返してもらいながら
こんなだから、ますます浮いちゃうのに、
ホント良く分からないヤツだな、と思っている。
それは否定的な意味ではなく、ジョンヒョクにとってはとても面白くて
魅力的なことにうつった。

ピルギョは、ただ単に人に目を見られるのが恥ずかしくて
サングラスをかければいいか、と思っているだけなのだが
かえって目立って注目を集めてしまっている上に、
まわりを引かせている。
ジョンヒョクも積極的にみんなを盛り上げるタイプではないけれど、
それなりには調和は大切にしたほうがいいとは思っている。
ピルギョにはまったくそれがないようで、ある意味感心する。

ともかく、全員が集合し、普段とは違うお互いの姿について
いろいろと話しながら、独特の高揚感の中、
一行は出発した。

ホームに入ってきた「〇〇行き」と書かれた案内板を確認し、
クラス委員長が
「さあ、乗るぞ! 降りるのは終点だぞ!」
と声をかけている。
通勤ラッシュを少し過ぎた時間だったけれど、
車内に空席はあまりなく、思っていた以上に混んでいた。
クラスメートの中には座席を見つけた者もいたが
ふたりは座席の前に横に並び、つり革を持って立っていた。
ピルギョは、パンツのポケットからイヤホンのコードを引っ張り出し
音楽を聴いている。
ふたりで特になにを話すわけでもないけれど、
ただこうやって一緒に出かける、っていうのは
なかなかに楽しい気分にさせてくれる、
とジョンヒョクは思いながら、窓の外の景色を見るふりをしながら
窓に映るピルギョを見ていた。

そんなとき、電車が大きく揺れた。
ピルギョは、その揺れによろめき、ジョンヒョクのほうに
二、三歩接近する形になってしまった。
ジョンヒョクは、ピルギョが転ばないように、
彼の体を抱きとめた。

「おい、大丈夫か?」
ジョンヒョクのコトバに
「え、あ……」
としどろもどろにピルギョが答える。
変なヤツ、というジョンヒョクの怪訝な視線を避けるように
「おい、サングラス返せ!」
と唐突に言うと、ジョンヒョクのシャツにかかっていた
自分のサングラスを奪い返し、そそくさとそれをかけた。


*   *   *   *   *   *   *


次の駅で電車のドアが開くと、ピルギョは突然ホームに走り出た。
隣にいたジョンヒョクも彼を追いかけ、電車を降りた。
クラスメート達があっけにとられてふたりの姿を見ている。
「おい、まだ降りる駅じゃないって!」
委員長が二人に声をかける。そのとき、ドアが閉まった。
ピルギョとジョンヒョクを残して、電車は行ってしまった。

「なに、どうしたの?」
突然の出来事に、ジョンヒョクは当然心に浮かんだことを
そのまま口に出す。
「……うん、どうしたんだろうな。」
ジョンヒョクに抱きとめられたことに動揺して、
思わず電車を降りてしまった、というのがピルギョの本音だけれど
それを本人に告げることもできない。
「ちょっと、酔ったかも。」
そう言うと、ホームのベンチにどかりと座った。
「大丈夫か?」
心配そうな目で自分を見つめているジョンヒョク。
ピルギョは、ますます具合が悪くなりそうだと思った。
「無理するなよ。」
そう言いながら自分の背中をさすってくれるジョンヒョクの
あたたかい手の感触にまたあのときのことが甦る。
「……俺、今日はこのまま帰るわ。」
ピルギョはベンチから立ち上がる。
「送ってくよ。」
「お前な、俺のこと女扱いすんなよ。」
「いや、そういう意味じゃないけどさ。具合悪いんだったら心配だし。」
「お前は遠足に行けよ。お前がいないと盛り上がりに欠けるんじゃないの?」
「そんなことはないよ。」
「俺、ひとりで大丈夫だから。」
そう言われても、ジョンヒョクは「はいそうですか」と言うわけにはいかない。
けれど、ピルギョもなかなかに頑固だ。
結局ふたりは無言でベンチに座り、何本かの電車を見送った。
途中、委員長からジョンヒョクの携帯に連絡が入ったが、
「ピルギョが具合が悪いので今日はこのまま帰る、悪いな」
と言うと、委員長は気をつけてな、と電話を切った。

「せっかくだしさ、この駅で降りて散歩してみようぜ。
 気分も変わるかもしれないし。」
ジョンヒョクの提案に「ふたりきりでなんて冗談じゃない」とピルギョは思ったけれど
実際お腹もすいてきたので、なにか食べる物を捜しがてら
散歩もいいかな、と思いベンチから立ち上がって歩き出した。
ジョンヒョクはそんなピルギョを見て、笑みを浮かべながら
ついていく。

「俺ら、料理担当だったのになあ。今頃どうなってんだろう?」
ジョンヒョクが言う。
「ああ、そうだったな。」
「ま、なんとかなってるか。」
「せっかくの俺の料理の腕前を披露するチャンスだったのにな、
 それだけは残念だ。」
「ピルギョ、料理できんの?」
「うち、両親が共働きだから……弟の分も作ってやるんだ」
ピルギョの意外な一面にジョンヒョクはほほえましい気持ちになった。
「得意料理は?」
「……きむぱと……ラーメンかな?」
エプロンをかけキッチンに立ち、
手際よく料理し、弟の面倒を見てやっているピルギョの姿を思い浮かべてみる。
……どうも、うまくイメージできないが
ジョンヒョクはピルギョに言う。

「俺にもいちど食べさせてくれよ。」
今後ピルギョの料理の腕がジョンヒョクの悩みの種のひとつと
なることもまったくこのときは予想だにせず。

無口だと思っていたピルギョだが、
話し出すと、妙なところでアツくなったり、
意外なボケをかましてきたり、
一緒にいるととても楽しかった。

「あ、トッポキ屋だ。入ろうぜ。」
「あれ、お前もう気分悪いのは大丈夫なのか?」
「……まあな。」
もともと嘘なんだから、まあなもなにもないのだが
ジョンヒョクとピルギョは並んでトッポキを食べ、
街をうろうろした。
ほんとうに何もない、住人達の生活が感じられる住宅街だったけれど
ふたりにはとても楽しい時間だった。
小さな川が流れているのを発見し、
その土手にねそべり、なんとなく話をしたり、
ピルギョがリュックから出してきた野球ボールでキャッチボールをしたり
しているうちに時間はあっという間に過ぎてしまった。

少し気分転換、どころか、どちらともなく帰ろうか、と言い出したときには
すでにあたりは暗くなり始めていた。
帰りの電車は、空いていた。
並んで座っていたけれど、いつの間にか
ピルギョは眠りに落ちていた。
ジョンヒョクは、
「ピルギョ、俺のことあんまり避けんなよ。」
と言いながら、ピルギョとの距離をつめて座りなおし
その頭を自分の肩にもたせかけた。
ジョンヒョクは今日、ピルギョは素直じゃないかわいいやつだ、
という大切な発見をした。

電車の揺れと、お互いのあたたかい感触を夢心地で感じながら
ふたりだけの遠足は終わった。




学園ものって、行事とかたくさんあって妄想ネタに事欠きませんね(笑
卒業までたんまり楽しませていただきましょう(((´ω` *)(* ´ω`)))








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Comment

JUNE says..."鍵コメ (し)様♪"
こんばんは!

モデル契約時にそういう取り決めもきっとあったでしょうし、
どうしようもないんでしょうね┐('~`;)┌

ネガティブに繰り返し考えるのも
わざわざ書くのもなんなので
あえてこういうのにしてみました。
楽しんでいただけてよかったです。
2013.12.07 22:05 | URL | #8pCzUCWs [edit]
JUNE says..."拍手コメ memi様♪"
こんにちは。
私、へそんのサングラス姿が本当に好きじゃないんですよねえ、
でもご本人はお好きみたいですよねww

高校ネタといえば、自転車の二人乗りとか、
文化祭の打ち上げとか、定番モノはいろいろありますよが(^m^)
まだ寝込みを襲わせるのは少々早いので←
もうちょっとじっくりと爽やかな青春を楽しみたいと思いますっ!!

2013.12.08 15:33 | URL | #- [edit]
ひろ says...""
読み逃げしててミアネヨ~
学園ものってホントにいろいろ書けるのですね~
次回も期待しています。

15周年のDVDを見るときもヘソンの横にエリがくると
みょーにドキドキしちゃって(笑)
脳内変換していますwww

メーキングの萌えどころとか
JUNEさんとほぼ一緒なのが可笑しくて。
また良い場面があったらご紹介くださいませ^^
2013.12.08 22:56 | URL | #2NKnmN5w [edit]
JUNE says..."ひろさん♪"
こんにちは。

>読み逃げしててミアネヨ~

とんでもございません!!
けんちゃんすむにだ、でございます(笑)
最近、現実逃避志向がさらに強めなためか、
なんかいろいろなネタが浮かんでは、にやけております←キモイ

昨日のシンバンのふたりも、なんか夫婦みたいで
かわいかったですよね。
忙しい年の瀬ですけど、妄想で乗り切りましょう!!
ひろさん、お忙しいと思いますけど
体調に気をつけてお過ごしくださいませ~
2013.12.09 15:10 | URL | #- [edit]

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